ラグビーの練習は「質」と「量」、どちらが大事なのか

ラグビー

ラグビーに限らずスポーツを長く続けていると、一度は考えることがある。

「練習は、量をこなすことが大事なのか。それとも、質を高めることが大事なのか。」

僕自身、高校と大学で全く違う環境を経験した。

高校では、1日に3〜4時間、日によってはそれ以上ラグビーをすることもあった。

一方、大学では練習時間は2時間ほど。

単純に考えれば、高校の方が圧倒的にラグビーに費やしている時間は長い。

では、どちらの方が成長できたのか。

僕自身の答えは、

「量も大事。でも、最終的に差を作るのは、その時間をどう使うか。」

だと思っている。


🏉 ラグビーは「一つの能力」だけではできない

ラグビーが難しいのは、必要な能力が一つではないことだと思う。

例えば、

  • 体の大きさ
  • 筋力
  • スピード
  • 持久力
  • ボールキャッチ
  • パス
  • キック
  • タックル
  • 判断力
  • コミュニケーション

など、たくさんの要素が組み合わさって一人の選手になる。

だから、

「走るのが速いから良い選手」

というわけでもない。

体が大きくても、ボールを扱うのが苦手なら試合で困る。

パスが上手くても、判断が遅ければチャンスを逃す。

逆に、身体能力がそこまで高くなくても、判断力や技術、ポジショニングで試合に出る選手もいる。

つまりラグビーは、自分に何が足りないのかを見つけることが非常に重要なスポーツだと思う。


⏰ 練習時間が長ければ上手くなるのか

高校時代は、長い時間ラグビーをすることが当たり前だった。

3〜4時間練習することもあり、それだけボールを触る時間も、体を動かす時間も多い。

もちろん、これは大きな意味がある。

何度も繰り返すことで、体に動きを覚えさせることができる。

特に技術は、ある程度の反復練習が必要だ。

でも、大学に入って練習時間が短くなったことで、逆に気づいたことがある。

「練習時間が短くても、成長している選手はいる。」

そして反対に、

「長い時間練習しているのに、なかなか成長しないこともある。」

では、その違いは何なのか。


🎯 伸びる選手には「自分の課題」がある

高校でも大学でも、すごい選手や、最初は試合に出られていなかったのに最終的に試合に出るようになった選手を見てきた。

もちろん、もともとの身体能力や才能もある。

でも、そういう選手たちに共通していたのは、

「自分の課題を持って練習している」

ことだった。

ただ練習をするのではなく、

今日はキャッチミスを減らす。

パスをもっと速くする。

タックルの入りを改善する。

フィジカルで負けないように筋力をつける。

試合で判断が遅れるから、周りを見る癖をつける。

というように、自分に何が足りないのかを考えている。

そして、チーム練習だけで終わらない。

練習後に自主練をしたり、ウエイトをしたり、動画を見たり、他の選手に聞いたりする。

「与えられた練習+自分に必要な練習」

この差はかなり大きいと思う。


「質」と「量」はどちらかではない

ここまで書くと、

「じゃあ、質の方が大事なんじゃない?」

と思うかもしれない。

でも、僕はそうとも思わない。

量も絶対に必要だ。

例えば、パスを一回だけ練習して上手くなることはない。

キャッチも、タックルも、キックも、何度も繰り返すことで体に染みついていく。

ただ、

100回なんとなくやるのと、100回課題を意識してやるのでは意味が違う。

だから僕が大切だと思うのは、

量✖️質

だ。

長時間練習できる環境なら、その時間を最大限使う。

練習時間が短いなら、その限られた時間の中で何を伸ばすのかを考える。

そして、チーム練習だけでは足りない部分を、自主練やウエイトなどで補う。


🧠 「自分の課題」を考えることが一番大事

高校と大学で練習時間が大きく違ったからこそ、僕はこのことを強く感じた。

結局、練習時間そのものよりも、

「その時間を使って何を改善しようとしているのか」

が重要なのではないか。

ラグビーには、正解が一つしかないわけではない。

体を大きくすることが必要な人もいれば、スピードを上げる必要がある人もいる。

パスを磨く人もいれば、キックを磨く人もいる。

同じポジションでも、必要な能力は違う。

だからこそ、

「チームが何をやっているか」だけではなく、「自分には何が必要なのか」を考える。

それが成長するためのスタートなのだと思う。


🏉 結局、質と量どちらが大事なのか

僕なりの答えは、

「量は土台。質が方向を決める。」

だと思う。

長い時間練習することには意味がある。

でも、ただ長くやればいいわけではない。

短い時間でも、自分の課題を明確にして、考えながら取り組む。

そして必要なら、チーム練習以外の時間で補う。

高校でも大学でも、最終的に試合に出ていた選手たちは、少なくとも僕が見てきた限りでは、「与えられた練習だけをやって終わり」という選手ではなかった。

自分に足りないものを考えて、練習して、また課題を見つける。

その繰り返しだった。

ラグビーに限らず、これは勉強でも仕事でも同じなのかもしれない。

「どれだけやったか」だけではなく、
「何を考えて、何を変えたのか」。

僕はこれが、成長するうえで一番大事なことだと思っている。

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