【今週観た映画】毎日映画鑑賞ブログ 9月27〜10月3日|ネタバレ極力無し

映画

今週で10月に入りました!

少しずつ寒さも感じてくるこの季節に、今年は芸術の秋だと考え映画を観ていこうと思う。

芸術は個人の主観が大きいと思うので、僕も自分の主観で映画を評価しながら楽しんでいきます。

ぜひ引き続き読んでいただければ幸いです。

ゴジラー1.0

個人的評価 ⭐️4.4/5.0

あらすじ

戦後の日本。特攻から逃げ帰ったことで生き残った敷島浩一は、家族を失った典子と出会い、共に暮らしながら戦後の生活を立て直そうとしていた。そんな中、巨大怪獣ゴジラが日本に上陸し、東京を破壊していく。国の支援を受けられない人々は、自分たちの力でゴジラに立ち向かうことを決意する。

見どころ

「生きる」とは、どういうことなのか

『ゴジラ-1.0』の見どころは、ゴジラとの戦いだけではなく、戦争を経験した人たちが「これからどう生きるのか」という物語として描かれているところ。

圧倒的な存在として現れるゴジラに立ち向かう人々の姿は迫力があり、戦闘シーンも見応えがある。

一方で、戦争から帰ってきた人たちが抱える罪悪感や苦しみも描かれている。

「国のために死ぬことが正しい」とされていた時代に対して、この作品が示すのは「生きること」の大切さ。

怪獣映画でありながら、戦争や命について考えさせられるところが、この作品の大きな魅力だと思う。

感想

ゴジラとの戦いだけを見ると、迫力があって普通に面白かった。

でも、それ以上に印象に残ったのは「生きる」ということについてだった。

戦争の中では、自分の命を犠牲にすることが正しいとされる場面もある。

でも、本当にそれが正しいのだろうか。

「愛する人のために生きる」という選択もある。

自分の命をどう使うのか、誰のために生きるのか。

ゴジラという圧倒的な存在を通して、戦争で傷ついた人たちがもう一度「生きる理由」を見つけていく物語にも感じた。

ただの怪獣映画ではなく、「生きること」を考えさせられる作品だった。

正欲

個人的評価 ⭐️4.0/5.0

あらすじ

家庭を持つ検事の寺井啓喜は、不登校になった息子との関係に悩んでいた。一方、寝具店で働く桐生夏月は、周囲に自分の本当の欲望を理解されない孤独を抱えている。そんな中、同じ秘密を抱える佐々木佳道と再会したことで、夏月の日常が変わり始める。異なる人生を歩む人々の姿を通して、「普通」とは何なのかを問いかける物語。

見どころ

「普通」って、なんだろう?

『正欲』の見どころは、誰もが当たり前だと思っている「普通」というものを問い直すところ。

自分にとっては当たり前のことでも、誰かにとっては当たり前ではない。

反対に、自分には理解できない誰かの「普通」が、その人にとってはかけがえのないものかもしれない。

さまざまな人の視点から物語が描かれることで、「普通」という言葉の曖昧さや、人と違うことの生きづらさが浮かび上がってくる。

「普通とは何なのか」を簡単には答えられないからこそ、考えさせられる作品だと思う。

感想

「普通ってなんだろう」と考えさせられる作品だった。

自分が普通だと思っていることも、別の人から見れば全然普通ではない。

逆に、自分には理解できないことでも、その人にとってはそれが自分らしく生きるために必要なものなのかもしれない。

人はどうしても、自分の経験や価値観を基準にして他人を判断してしまう。

だからこそ、「普通」という言葉だけで人を決めつけることの怖さを感じた。

個人的にはかなり考えさせられる作品だったが、すべてがスッキリする作品ではなく、少しモヤモヤが残った。

でも、そのモヤモヤも含めて、「普通ってなんだろう」と考え続けさせてくれる映画だったと思う。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

個人的評価 ⭐️4.7/5.0

あらすじ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いを終えたピーター・パーカーは、スパイダーマンとしての活動を離れ、学校の友人たちとヨーロッパ旅行へ向かう。しかし、旅先で謎のヒーロー・ミステリオと出会い、世界各地で発生する自然災害のような巨大な脅威に立ち向かうことに。楽しい旅行の裏で、ピーターはヒーローとして大きな決断を迫られていく。

見どころ

「本物」と「偽物」を見抜けるか

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の見どころは、現実と偽物の境界が分からなくなっていく展開。

敵の能力によって、何が本物で何が作られたものなのか分からなくなり、ピーターだけでなく観ている側まで翻弄される。

さらに、アイアンマンを失った後のピーターが、「自分はどういうヒーローになればいいのか」と悩む姿も描かれている。

戦う力だけではなく、自分で判断し、責任を背負うこと。

高校生だったピーターが、一人のヒーローとして成長していくところも大きな見どころだと思う。

感想

「本物と偽物」というテーマがかなり面白かった。

何が現実なのか分からなくなっていく展開は、どこか『NARUTO』の幻術を見ているような感覚もあって、何度も「これも偽物なの?」と思わされた。

そして、アイアンマンを失ったピーターが、誰かに認めてもらうのではなく、自分自身で決断しなければならなくなっていく。

「自分はどうしたいのか」を考えて、自分で責任を取る。

高校生のピーターが、一歩ずつ大人になっていく物語にも感じた。

現実だと思っていたものが簡単にひっくり返るからこそ、最後まで楽しめる作品だった。

ロストボディ

個人的評価 ⭐️3.9/5.0

あらすじ

ある夜、遺体安置所から一人の女性の遺体が忽然と消える。遺体の身元は、実業家アレックスの妻メイカだった。刑事ハイメはアレックスに事情を聞くが、次々と不可解な出来事が起こり始める。やがて捜査が進むにつれ、妻の死と遺体の失踪には、アレックスが隠していた秘密が関係していることが明らかになっていく。

見どころ

最後の10分で、すべてがひっくり返る

『ロスト・ボディ』の見どころは、最後まで何が真実なのか分からない緻密な展開。

物語の序盤から散りばめられている情報が、最後になって一気につながっていく。

「そういうことだったのか」と思った瞬間に、さらにもう一段階ひっくり返される。

特にラスト10分の衝撃は大きく、最初から計算されていたのではないかと思うほど、巧妙に仕掛けられている。

最後まで油断できない展開と、緻密に計算されたストーリーが魅力の作品だと思う。

感想

めちゃくちゃ計算されている作品だった。

「こういうことかな」と思いながら観ていたら、それをさらに超えてくる。

特に最後の10分は本当に驚いた。

それまで観てきたものの意味が一気に変わって、「そういうことだったのか」と納得させられる。

ミステリーは最後までどうなるか分からないからこそ面白いけど、この作品はその中でもかなり綺麗に騙された。

個人的にはかなり好きな作品。

「最後まで観てから、もう一度最初から観たくなる」タイプの映画だった。

ルックバック(アニメ)

個人的評価 ⭐️4.2/5.0

あらすじ

漫画を描くことが好きな小学4年生の藤野は、学級新聞に載せた4コマ漫画をきっかけに、不登校の同級生・京本の才能を知る。正反対の二人は漫画を通じて出会い、互いに刺激を受けながら漫画を描き続けていく。しかし、ある出来事をきっかけに二人の運命は大きく変わってしまう。漫画を描くこと、誰かと出会うことの意味を描いた物語。

見どころ

同じ目標に向かう仲間がいる

『ルックバック』の見どころは、藤野と京本という2人が、それぞれ違った才能や環境を持ちながら、漫画を描くという同じ目標に向かって進んでいくところ。

自分にはない才能を持つ相手を見て、嫉妬したり、自信をなくしたりする。

それでも、お互いの存在が刺激となり、もっと頑張ろうと思える。

「自分を認めてくれる人」「尊敬できる人」がいることで、人はもっと前に進めるのかもしれない。

才能と努力、そして誰かと一緒に何かを目指すことの意味を感じられる作品だと思う。

感想

言葉がそれほど多い作品ではないのに、背景や表情、動きから感情が伝わってくるのがすごかった。

まるで漫画を読んでいるようなのに、アニメだからこそ表現できる動きや音、時間の流れが加わっている。

僕はアニメを観てから漫画も読んだけど、どちらにもそれぞれの良さがあった。

特に漫画には「余白」があって、読者が自分で考えられる部分が多い。

一方でアニメでは、表情や風景、動きによって、その余白に新しい意味が加えられているように感じた。

同じ目標に向かって頑張れる人がいること。

そして、自分にはない才能を持つ人を認めながら、自分も努力すること。

そんなことを改めて考えさせられた作品だった。

怪盗グルーの月泥棒

個人的評価 ⭐️4.0/5.0

あらすじ

世界一の悪党を目指す怪盗グルーは、月を盗み出すという壮大な計画を立てる。そのために必要な秘密兵器を手に入れるべく、ライバルの怪盗ベクターに近づくが、孤児院で暮らす三姉妹のマーゴ、イディス、アグネスと出会う。計画のために三姉妹を利用しようとするグルーだったが、彼女たちとの生活を通して、少しずつ心境に変化が生まれていく。

見どころ

悪党の心まで、少しずつ変えていく

『怪盗グルーの月泥棒』の見どころは、悪党だったグルーが、子どもたちと過ごす中で少しずつ変わっていくところ。

ミニオンや子どもたちがとにかく可愛く、難しいことを考えなくても楽しめる分かりやすさも、この作品の魅力だと思う。

大悪党との激しい戦いが繰り広げられるような作品ではないからこそ、グルーと子どもたちとのやり取りを純粋に楽しめる。

そして、最初は自分の目的のために子どもたちを利用していたグルーが、いつの間にか子どもたちを大切に思うようになっていく。

その変化を見ていると、観ている自分の心まで少しずつ洗われていくような感覚になる作品だと思う。

感想

ミニオンと子どもたちがとにかく可愛かった。

子ども向けアニメなので、ものすごく強い悪役が出てきたり、難しい話が展開されたりするわけではない。

でも、それくらい分かりやすいからこそ見やすいし、笑いも分かりやすくて素直に楽しめた。

最初は悪党だったグルーも、子どもたちと一緒に過ごすうちに少しずつ変わっていく。

その姿を見ていると、グルーと一緒に自分の心まで洗われていくような感じがした。

難しいことを考えずに観られて、しっかり笑えて、最後には少し温かい気持ちになれる。

こういう映画もいいなと思える作品だった。

アメイジングスパイダーマン2

個人的評価 ⭐️4.7/5.0

あらすじ

スパイダーマンとして街を守るピーター・パーカーは、恋人グウェンとの関係や、亡き父が残した謎に向き合っていた。そんな中、オズコープ社での事故によって電気を操る力を得たマックスが、エレクトロとして暴れ始める。さらに、幼なじみのハリー・オズボーンも現れ、ピーターは次々と迫る脅威に立ち向かうことになる。

見どころ

自分は何者で、何をするべきなのか

『アメイジング・スパイダーマン2』の見どころは、前作からさらに進化した映像と戦闘シーン、そして「自分は何者なのか」というピーター自身の葛藤が描かれているところ。

スパイダーマンが街を飛び回る映像はさらに進化し、戦闘シーンもシリーズの中でもトップクラスの迫力。

一方で、現代社会にも通じる「承認欲求」も印象的に描かれている。

人から認められたい。必要とされたい。

ピーターだけでなく、さまざまな人物がそれぞれの形で「誰かに認められること」を求めている。

さらに、父親に何があったのかという過去の真相にも迫りながら、「自分は何者なのか」「自分は何をするべきなのか」という問いに向き合っていく。

迫力のあるアクションだけでなく、一人の人間としてのピーターの葛藤まで描かれているところが、この作品の魅力だと思う。

感想

まず、映像がどんどん進化しているのがすごい。

特に戦闘シーンは、これまで観てきたスパイダーマンの中でも過去一でかっこよかった。

一人称視点で街を飛び回ったり、電気を使った戦闘があったり、スパイダーマンの動きそのものを楽しめる映像になっている。

そして、今回は「承認欲求」というものをかなり感じた。

人に認められたい。

誰かに必要とされたい。

これはピーターだけではなく、登場する人物それぞれが抱えているものなのかもしれない。

父親の真相を知ることで、自分が何者なのかを知ろうとするピーター。

スパイダーマンとして誰かを助けることで、自分の存在意義を見つけようとしているようにも感じた。

そして、最後の表現が本当に美しかった。

時計の針が動いているところから、時間が止まる瞬間。

そして、蜘蛛の糸がまるで手の形をしているように見える演出。

言葉ではなく映像でピーターの気持ちを表現しているようで、かなり印象に残った。

「自分は何者なのか。そして、自分は何をするべきなのか。」

スパイダーマンとして戦うことだけではなく、一人の人間として自分の生き方を考えさせられる作品だった。

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